塾長あいさつ


塾長あいさつ


初めまして、塾長の田中恭子と申します。

私が数学塾を始めたきっかけは、自分の子どもに「算数って楽しいよ」と教えたかったからです。

長女が小2の秋、学校から九九の暗記が宿題に出されました。夕方、晩ご飯を作っている最中の忙しい時間に「ママ、3の段聞いて…」と言って来るんですよね。

生まれたばかりの3人目の子がベビーベッドでグズグス言い出すし、揚げ始めた唐揚げは揚げてしまいたいし、なんで「さんしち12」なのよ??とイライラし始める私に娘、涙ぐみながら「◯◯(自分の名前)はね、さんすうキライなの…」と言うではありませんか。

決して得意ではなかったけれど、算数も数学もずっと好き(憧れ)だった私は 「これはまずい!何とか好きになって欲しい」「そういえば大学のゼミの数学科は水道方式という、面白いメソッドを研究していた。 あの手法で自分の子を教えたら楽しいのでは」と思いついたのです。

大学では教育方法学なるものを学んだのですが、専攻は国語科でした。数学科(算数)は基礎ゼミでサラッと勉強しただけです。でも、「水道方式って、子どもにとても分かりやすい教え方だ!」と強く記憶に残っていたのです。

思いついたら後は早いタイプ。友人に紹介して貰った「数学で育ち合う会(略称数育会)」の温かい雰囲気と素晴らしい教材(水道方式にもとづく)にのめり込み、翌年の2月には教室を開いていました。

何故、「塾」なのかと言えば… 友人知人のお子さんも一緒に勉強を見てあげれば、自分の子だけ教えるよりも「煮詰まらなくて済む」だろうと思ったからです。これは正解でした。

そんな訳で、最初は自分の子ども二人と友人の子3人の5人だけでした。

やがて口コミで一人増え、二人増え、一時期は50人を超える生徒が通ってくれる塾になりました。

水道方式の数学塾を立ち上げたことは、私の人生で最良の選択だったと思っています。様々な生徒、お母さん方との出会いが人生を豊かにしてくれたことに感謝しています。